丈雄の納骨のマナーメモダイアリー

2020年05月18日

故人の葬儀費用と戒名の関係に関する詳細

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葬儀の形は葬祭センターなどの施設を利用する大掛かりなものから故人の自宅で行う小規模なものまで様々です。また、その費用も規模によって大きく変わり、基本的には大掛かりになるほど高額化する傾向にあります。費用の内訳において戒名にかかる金額は決して小さくはないため、お金をかけずに葬儀を行うことを検討する際には重要なポイントと言っても過言ではありません。

戒名は本来、出家して仏教の戒律を守ることを誓った人に与えられる名前であり、俗世とは関わりを持たないことを意味していました。現在では故人があの世で暮らすために用いる名前として寺院の僧侶から授けられる形で用いられます。

しかし故人向けの戒名はお金を払って購入する必要があり、仏教や社会全体への貢献度、家柄、資産など様々な事柄によって明確なランク分けがあります。高いランクになるほど高額に設定されているので注意しなければいけません。

必ずしも購入する必要がありませんが、寺院によってはあの世での名前を持っていないことを理由に葬儀や納骨を拒否する所があります。日本における故人の弔いはその多くが仏教式を採用しているため、あの世での名前は不要と考えるなら仏教式以外の方法を検討しなければいけません。