丈雄の納骨のマナーメモダイアリー

2019年11月24日

玄関に忌中札を張り出す地域があります

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身内が亡くなると、遺族は葬儀の手配など、様々なことを行わなくてはいけません。たとえば、家族が亡くなったときに、玄関に忌中札を張り出すご家庭もあるかもしれません。これを張り出すことで、身内に不幸があったことを隣近所の人たちに手軽に知らせることができます。

半紙の中央部分に忌中と書いて、その周りを太めの黒い枠で囲みます。さらに、葬儀を行う場所や日時を書いておくこともあり、それを見た人は遺族から特に連絡をもらわなくても葬儀に参列することが可能になります。忌中札を掲示する期間は地域によって異なります。

これまでは、故人が亡くなってから四十九日までの間は張り出しておくのが基本だと言われていました。ただ、近年はお葬式が終わったらすぐに外すのが一般的になっているようです。また、地域によっては張り出さないご家庭も増えてきました。

特に近年は、電話やメール、SNSなど、コミュニティー関連のツールが普及したこともあり、あえて玄関先に詳細を張り出さなくても、様々な方法でご近所に伝えることができるようになりました。身内が亡くなったときは、地域の慣習や現代ならではの人との付き合い方に合わせて、玄関に張り出すかどうかを決めるとよいでしょう。